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緊急事態にかこつけて、人の行動を制限しようとするんじゃあないよ。

というような日々だった。

考え事をしても社会に対しての恨み辛みしか出てこないので、手ばかり栄養法について考えるようにしている。

毎日両手いっぱい×3の野菜を食べるにはどういう献立作りをすればいいのだろう。そう考えるとやっぱり鍋って素晴らしいと思う。鍋の難点は家族の場合、一人ひとりがどの程度野菜を食べたか管理できないところだ。でもわたしには関係がない。家族がいないからだ。世の中は家族のいない人間と貧弱なWiFi環境しか持たない者に冷たい。不要不急の外出を避けた結果、社会は言葉のニュアンス違いと軽はずみな発言によって構成されているということを忘れた。チャットやビデオ通話で細かいコミュケーションが削ぎ落とされ、結果としてギスギスしているが、家族がいる者にはそんなことは関係ないのだろう。みんなで輪になってあったけえごはんを食べたら全て丸く収まるんだ。5ちゃんねるでは、大皿でまとめて料理を出して家族が各自好きなだけ食べるシステムを導入している料理ブロガーが子供の栄養管理が出来ていないという理由で叩かれていた。ラップを皿にしてごはんを食べたっていいじゃないの。

大野