2021/10/20-2021/10/24

10/20

久しぶりの日記だ。1年近く経っていた。はなこと飲むたびに、日記を書こうと思うのだがその度にうまくいかなかった。

仕事のこと、格好いい言い方をするとキャリアのことで思い悩むここ最近だった。そんなことでは悩みたくなくて、強く生きる事や旬の食べ物をいかに食べるかについて考えて生きていたいと思っているのにそんなことで悩まさせられていた。なぜ悩んでいたかというと、脊髄反射的に湧いてくる怒りの理由を知りたいからであった。要はコンプレックスなんだろうなと思う。23歳の男の子に、「自分が行きたかった大学出身の人と話すときに、羨ましい気持ちが出てしまって素直に話せない」と打ち明けられた。私の23歳はそんなもんじゃなかったよ。恥ずかしいこと、気にしていることを素直に話せることが真の垢抜けなんじゃないかな。「めっちゃわかる〜」としか返せなかったが。結局自分の業務はAさんとBさんの意見の対立に対して、道化を演じて折衷案を取ることなんじゃないかと思った。ファニーであることをどう職務経歴書に書けばいいのか。

 

はなこと別れ、久しぶりに駅前のロータリーに行った。駅前のロータリーでマッチングアプリの男と待ち合わせしたり、マッチングアプリの男と朝まで路上飲みしたりしたことを思い出していた。楽しい思い出だった。そしたら私の隣に若い女の子が座ってきて、すぐさまマッチングアプリを開いた。すごく嬉しい気持ちになってセブンイレブンに行きチューハイを2つ買い、一緒に飲もうと誘った。たくさんあるベンチの中で、一人で座ってる女の横を選び、それでもなおマッチングアプリを開く姿が良いと思った。男を嫌いなんだろうと思った。話のつまらない女の子だった。「どうやったらヤリ捨てされない?」と聞かれ悲しかった。本当にかわいくて、いい匂いのする女の子だった。言いたいことがたくさんあったのにうまく言葉にできなかった。セックスし終わったあと、ホテルを出る前にラインをブロックしたら良いってことを言いたかったのだ。

 

10/21

昨日の夜はラジオを聞いた。ここ最近は気持ちを落ち着けたいときはラジオを聞いている。朝の番組は朝の番組の、夜の番組は夜の番組の空気が流れているところがいい。好きなアイドルグループの番組が流れていた。彼女らとは同年代なので、勝手に嬉しい気持ちになる。グループの中で一番好きなギャルの子がペトラルカの名言について「当時はそうだったかもしれないけど、昔の人の言葉じゃん、今は違うから」というようなことを言っていてかなりたくましかった。

 

10/22

昨日は大事件があった。怪我で4年半欠場していた柴田勝頼がリングの上で試合をした。柴田は私がプロレスを好きになったとき既に欠場中だったが、KAMINOGEという雑誌のインタビューを読んで大好きになったレスラーだ。怪我で開頭手術をしたときに自分の脳みそを触ったらしい、競走馬用の電気治療をしたことがあるともインタビューで言っていた。Tシャツも持っている。強いし頭がおかしい最高の男だ。それから女に流出させられたラインも面白くて男らしくて大好きだ。そんな柴田が復帰した。しかも復帰戦の相手は、私の大好きなザック・セイバー・ジュニアだ。ザックは試合後のバックステージコメントで、シバタとなら麻雀だろうが詩の朗読だろうがやりたいと言っていた。ふたりとも本当に大好きなレスラー。良かった。男から「仕事を頑張ったから柴田が復帰した」と冗談めかして言われたが、本当だと思った。最近やりたくない仕事をひとりでやらされ不貞腐れており、見かねた人に「見てる人は見てるから」と言われた。見てる人が見てることよりも、強くてかっこよくて頭のおかしい柴田の復帰がなによりも嬉しかった。

 

10/23

昼に起きてゴールデンカムイを読んでいる。ジャンプのアプリで10月末まで100話無料らしい。今までの人生で幾度となくゴールデンカムイを勧められてきたが、ここに来てようやく足を踏み入れた。なぜ、もっとキツく勧めてくれなかったのだろうか、と思った。昼に柿を剥いて食べた。空気の乾燥を感じる。冬だ。

 

10/24

ゴールデンカムイを読んで衆議院議員選挙の期日前投票に行った。